バリアフリー、ユニバーサル

買い物や生活に不便を感じている人がたくさんいます。 高齢者、障害者、妊産婦、幼児連れ、ベビーカー。 いずれは、自分が、あるいは家族の誰かがその立場になります。 気持ち良く、買い物や生活ができるようにお店として、配慮していきましょう。 ただし、自分で出来るなら、本人もその方が好ましく、過剰なサービスは不要です。 マニュアルを超えた臨機応変な対応も求められます。 うまく出来たら、自分をほめちゃいましょうね。

心のバリアフリー

大切なのは、設備より心配り、思いやり。温かい気持ちが安心感や共感を呼びます。

●困っている時だけ「お手伝いしましょうか?」

●高齢者への対応

●車イス使用者への対応

●車イスを押す時は

●視覚障害者への対応

●聴覚障害者への対応

設備のバリアフリー

良いサンプルはディズニーランド。滑らない歩道、配慮されたトイレや教育されたスタッフ。リピーターの多い要因でもあります。 ディズニーランドに行ったら、観察もしてみましょう。

●ただし、状況の異なるすべての方への設備面の完全対応は無理。出来る範囲で少しずつ。大切なのは心配り、です。

●床のフラット化
 出来るかぎりスロープ化、フラット化をしましょう。
 1〜2cmの段差でもつっかかることがあります。
 妊婦さんもお腹で、段差が見えないことがあります。。

●スロープの傾斜角
 12分の1以下(10cm上るのに120cm以上)
 滑りにくい材質で。

●入り口、エレベーターの幅
 80cm以上開く

●通路幅
 130cm以上

●手すりの設置
 階段、トイレ

●ドアの開閉方向
 手前に引くドアは車イス利用者には無理。軽い引き戸、スライド式自動ドアが良い。

●ドアの材質
 大きな透明一枚ガラスのドアは弱視者や高齢者が視認しにくいので、マークやシールで視認しやすくする。

●トイレの配慮設計
 なるべく多機能(障害者、授乳者、オムツ替え、幼児同伴等)トイレに
 車イスでも使える、広く(1500×2000かそれ以上)、手すり付のトイレ
 利用しやすい場所に設置
 引き戸のドア、自動スライドドア
 非常ボタン付のトイレ。倒れた時も押せる非常スイッチ

●障害者専用駐車場
 健常者の使用排除に、巨大な表示。
 屋根の設置。

●表示類の大型化
 売場案内、トイレ表示
 価格表示
 サービス説明

●通路の確保
 店舗内通路
 歩道
 誘導ブロックの維持

●高齢者への対応 ※新宿高島屋では
 車イス用の試着室を設置
 エレベータガール2人乗車の専用エレベーター(車イス、ベビーカー、高齢者)を設置
 多機能トイレの増設


バリアフリーの対象者

高齢者の方は多いのですが、障害者の方達の人数はビジネス的に見るとそう多いわけではありません。 でも、喜んでもらえれば、リピーターになってもらえ、仲間の人達への広がりもあり、 何より、お店の社会的な意義が強まります。仕事により強い誇りが持てます。

 75才以上の高齢者              1100万人

 視覚障害者(在宅)                30万人
   同・子供                 4800人

 聴覚・言語障害者(在宅)             35万人
   同・子供                   1.5万人
 軽度の難聴者                  600万人

 肢体不自由者(在宅)              175万人
   同・子供                   4.8万人

 内部(内臓、呼吸器、免疫等)障害者(在宅)    85万人
   同・子供                   1.4万人

 身体障害者補助犬              約1000頭

 ※身体障害者、身体障害児実態調査結果(平成13年6月1日厚生労働省調査)

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